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チアリーダーの元気づけ(Cheer Up)活動をチアリーダーが応援(Cheer Up)するプログラム、CUP(Cheer Up Program)の第一回は「CUP for TOHOKU」として東北の元気づけをテーマに実施された。関係各位からさまざまな話を聞いたが、今回は、参加インストラクターの中から戸川奈也（SETAGAYA PINKY’sコーチ）と石井尚子(元NBAオクラホマシティサンダーダンスチームTHUNDER GIRLS)に、「CUP for TOHOKU」でのレッスンの感想やCUP自体について思うこと、課題などを話してもらった。 「わたしは小学生クラスを担当しましたが、前回のインタビューでもお話ししたように、とにかく自分自身も本当に楽しくレッスンをすることが出来ました。教える側も楽しく思えるのは、本当にすばらしいことですよね。そして、私自身が楽しく思えたことが参加していた子ども達にもしっかり伝わっているのを感じました。さらに、小さな子もしっかりと東北を応援したいという気持ちを持って臨んでいたことに感動しました。社会貢献についてなど、まだよく理解できなくて当たり前の年頃なのに、東北に対する気持ちを一生懸命に考えて話す姿を見て、『わたしも同じチアリーダーとしてもっと頑張ってゆこう』と身が引き締まる思いがしました」（戸川） 「今回の震災を受けて、『自分も何か出来ないか』といろいろと考えていた時に声をかけていただいたので、二つ返事でお受けしました。わたしが担当したのは大人と高校生の合同クラスで、募集期間が身近かったこともあって参加者は少数でしたが、その分、密度の濃いレッスンが出来ました。最初は参加者も大半は”チャリティ”というより”普段とは違う先生のレッスンを受けてみたい”という気持ちで集まっていたようでしたが、次第に趣旨が理解されていって、最後はみなの心がひとつになったのを感じました。通常のレッスンとは違った感動がありましたね。」（石井） 「教える側と教えられる側」といった一方通行の関係ではなく、参加者全員が楽しむことが出来、充実感を得られる。これはCUPという企画が大切にしていることのひとつである。なぜならCUPは、レッスンではなく、あくまでチア同士を繋げたり、同じ志を持つ仲間を支援することを目的にしているからだ。この点は、生徒として参加した人々だけでなく、インストラクターとして参加した戸川と石井にも明確に伝わったようだ。「違うチームに所属するさまざまなお友達が集まって、同じひとつの目標に向かって頑張る時間というのは、なかなか持てませんよね。わたしも普段とは違う子どもたちに教えるということで良い意味で緊張しました。まだまだ第一歩を踏み出したばかりですし、規模も小さいですが、東北に対する支援活動と同じように、CUPの活動も地道に続けてゆくことで最終的には大きな繋がりやひろがり、そして力になっていけば嬉しいですね」（戸川）  「インストラクターの役目として、企画の趣旨を明確に理解してもらい、かつレッスンも充実させて満足していただくことが大切だと思いました。集まって下さった方が単にダンスのスキルを上げるためではなく、本当の意味でチアを学ぶための企画であることを理解していただくことが重要ですよね。『レッスンを受けてその収益金を東北のチアの支援に役立てる』に留まらず『自分たちもチアとして充実した時間を過ごせた』と思ってもらいたいです」（石井）さて次回は、CUPをさらにひろげてゆくための課題は何かを中心テーマにして話してもらい、第二回開催をより充実した素晴らしい企画になるよう考えてみたい。また、Dazzling Styleの読者からも、「こういう企画、レッスンをしてみてはどうか」というアイデアがあれば是非、ご意見をメールにて寄せていただけたらと思う。 |
| メール：DS@peps-cheer.com |
（取材・文／会津泰成） |
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