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| 甘えの許されないVENUSでの経験 |
Ｑ.2004年からは、VENUSのメンバーとしても活動し始めました。Ａ.ルーキーのような立場でしたが、当然甘えは許されず、怒られてばかりいました。当時はパイレーツの練習が週3回、VENUSでの練習は週1回でした。VENUSの練習は『当日までに前回教わったダンスの振り付けを覚え、当日テスト』の繰り返しで、とてもハード。パイレーツのダンスもありますから両方のダンスを同時に覚えるのが難しくて苦労した思い出があります。それにVENUSはイベント出演も多かったので、それぞれのイベント用のダンスやトークなど、覚えなければいけないこと、やらなければならないことが盛りだくさんで、もう、ついていくだけで必死でした。 Ｑ.VENUSでの活動は2年間でした。当時の思い出は？ Ａ.1年目はほとんど後ろのポジションでした。一度だけテレビの仕事でセンターに呼ばれたことがあったんです。結局上手く踊れず、また後ろに戻されてしまいました……(笑)。でもその後、イベントリーダーを任されたり、責任あるポジションを経験する事も出来ました。それはすごく嬉しかったですね。 |
| チア10年目のいま、やりたいこと |
Ｑ.あらためて、真田さんにとってのチアの魅力とは何でしょう？Ａ.チアデビューは社会人からと遅かったのですが、チアを通して、いままの人生で感じたことのないような楽しさをたくさん知ることが出来ました。みなでひとつの目標に向かっていく楽しさ。それと同時に難しさも学びました。そうしたすべてがいまの人生に役立っているように思います。 Ｑ.今度の活動予定は？ Ａ.今年はチアを始めて10年目なので、いままで自分がしてきたこと、経験してきたことを伝える活動にウエイトを置いています。特に子供たちの指導には力を入れたいと思っています。 
Ｑ.指導する上で大切にしている事は？Ａ.心の共有ですね。同じ気持ちを持たせる、『こういうふうにチアを楽しんで欲しい』という心を、みなに共有してもらえるかをいつも考えています。チアは技術以前に気持ちが大切。この心の部分の学びが一番難しいです。 Ｑ.指導で気に掛けている事は何でしょう？ Ａ.言葉で全てを伝えるのは難しいので、自分自身もなるべく動くようにしています。よくわからなくても、まずは前に出て踊ってみる。そんな挑戦する心を持てるように指導しています。挑戦する勇気を持つことで『チアってこういうものなんだ！』と体で知ってほしい。 また、子供は個性も成長もまちまちなので、ひとつのグループで指導する難しさもありますが、それも、自分自身を成長させてくれる学びとして捉えています。 |
| 背中で教えたい |
Ｑ. 将来の目標について教えて下さい。Ａ. 現役として動ける間に、できるだけ多くの時間を子供たちと一緒に踊るために費やしたい！ですね。背中で教えることが出来たら良いな、と思っています。あとは、大会に出場して優勝するとはどういうものか、その気持ちも味わわせてあげたいなと思います。わたし自身、競技チアの経験はないので、子供たちと一緒にそれを味わえたら嬉しいですね。 |
（取材・文／会津泰成） |
| 【 取材後記 】 チアには、ダンスとは違う楽しさや奥深さがある」と彼女。チア暦は10年、「ようやくこれから、本当の意味でチアの魅力が知れるのでは……」という思いが強いのかもしれない。底抜けに明るい笑顔は屈託がなく、「先生」というよりは「子供たちのお姉さん」という印象を受けた。指導者でありながら現役でも活躍出来ることに感謝しつつチアと向き合い、これからもたくさんのチアの魅力を発見していくに違いない。 |
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