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連載 article vol.38
イベント出演REPORT vol.9 Sparkles 秋季メンバーレッスンレポ☆ 2012年10月23日(火)
 
前回のDazzling Styleで「始動!」とご紹介した第3期Sparkles秋季メンバーたち。早いもので、レッスンももう4回目となりました。デビューまでのレッスンが7回なので、ちょうど折り返し地点です。どんな変化が見られるか?わくわくしながらレッスン会場に向かいました。
 
前半は小学校1年生~3年生のメンバーが在籍するGREENクラスのレッスンです。
こんにちは!
元気な挨拶と共に一人また一人とスタジオに入ってきます。最初のレッスンで約束した「②話の聞き方と大きな声」のうちの一つはしっかり身についているようです。

全員でご挨拶をしてレッスンスタート。ウォーミングアップ、ストレッチへと進んでいきます。簡単な動きの中にも、皆それぞれの成長を感じて驚きました。
その成長を支えている一つが、「先生の指示を逃さないようにしよう」「正確にやろう」という姿勢です。今はまだ動きも柔軟性も高レベルと言えなくとも、そういった姿勢でレッスンを続けていけば、どんどんレベルアップしていくでしょう。

アームモーションの練習になって、もう一つの支えが見えて来ました。それは「家での練習」。宿題として出された課題だけでなく、その時のレッスンで習ったことを全て家で練習しているようです。アームモーションの型はだいぶ頭に入ったようなので、次のステップは「いかに素早く格好良く出せるか」。正確でシャープなモーションを行うには、ある程度の筋力が必要なので、やはりこれも練習あるのみ!きちんと練習すれば、確実に上手になります。

レッスン終盤は、デビューで踊る『東京音頭』の練習です。ビートの早いダンス曲と違い、動きに早さが求められない反面、カウントが取りにくく、アクセントを上手につけないと動きがもたついてしまうのが難しいところ。GREENメンバーも、カウントの合わせどころや、「大きくてシャープな動き」に苦労していました。
スタジアムで踊る時は、自分が思っているより数倍大きく動かないと、お客様に気持ちが伝わりません。実際にフィールドに立ってみないと感覚として分かりづらいのですが、「大きく踊ろう!」という気持ちは動きにも表れます。「大きく!」「大きく!」「大きく!!」自分の手が1mも2mも長くなった気持ちで踊りましょう。

今日は、保護者見学会ということで『東京音頭』の練習の時には、保護者の方々にもスタジオに入って見学いただきました。メンバーたちは、ちょっと緊張?元気だった声も少しトーンダウン。最後に、スタジオの後ろで見ていた保護者の方々の方を向いて踊った『東京音頭』は元気に踊れていましたが、大切なお約束の筆頭「①チアスマイル」をレッスン中何度も注意されてしまいました。
「笑おう」と思って笑うのは結構むずかしいもので、笑えても不自然な笑顔になってしまったりします。どうすれば良いか?
心から「頑張れ!」「応援しましょう!」「元気を出しましょう!」と思えば良いのです。チアリーダーにとっては当たり前で簡単なことですよね?だってCHEER=応援する+LEADER=引っ張る(リードする)人なんですから。笑顔は、チアリーダーとしての成長のバロメーター。GREENメンバーたちがデビューでどんな笑顔を見せてくれるか、楽しみにしたいと思います。
 
続けて、後半は小学校4年生~6年生のWHITEクラスです。4名と少人数ですが、元気で仲の良いとても雰囲気の良いチームになっていました。たまに仲が良すぎて先生に叱られることもあるようですが(笑)楽しむ時には大いに楽しみ、しっかりやるときは集中してやる。お約束の「③チームワーク」は大切ですが、オンとオフの切り替えも忘れずに!

WHITEクラスの良いところは、分からないところがあった時に、「分からないので教えてください」と自分から言うことが出来るところ。分からないままでは自分で練習もできませんし、間違って覚えてしまうと後で修正するのにひと苦労します。分からないままにしないことは、上達するためにとても大事なのです。「こんなことを聞いたら怒られるかも?」などと思わずに、積極的に質問しましょう。でも、楽をしようと安易に質問するのはNG。質問は、する方にもされる方にも責任があります。一方は質問することで「きちんとやります」という約束をし、他方は正確にきちんとできるように心を尽くして答える。それが互いの信頼関係にもなります。

WHITEメンバーも、自宅で練習していることが動きによく出ています。アームモーションは形が安定してきて、力強さも出てきました。さらに「素早く」「かっこよく」を目指しつつ、ダンスの振りの中でもアームモーション単独でやっているのと同じくらい安定した形が出せるようになれれば一つステップアップです☆
『東京音頭』も動きは頭に入っているようで、「楽しく」「元気に」「正確に」などそれぞれテーマを持って臨んでいる様子が感じられました。ただ、今はまだそれぞれが突出してしまっているので、「楽しく」かつ「元気に」かつ「正確に」全員が踊れるように、互いに互いの良さを吸収し合って欲しいと思います。

こちらも最後の15分間は保護者の方々にスタジオに入って見学いただきました。多少緊張したようですが、元気に『東京音頭』を踊っていました。でもチアリーダーと言うには、まだまだ笑顔のパワーが少ないのが残念。
チアリーダーは単に踊るだけではなく、パフォーマンスを通してメッセージを伝え応援する存在です。キックやジャンプやダンステクニックなど技術を要する表現とは違い、「笑顔」や「大きな声」は今日、いえ、今からでも出来ることです。そして練習すれば、さらに力強くメッセージを伝える方法になります。
Sparklesは、スタジアム一体となってスワローズを応援できるよう、目の前に座っているお客さんにも、数十メートル先のスタンドでいるお客さんにも、「一緒にスワローズを応援しましょう!」「勝利に向かって頑張りましょう!」というメッセージを伝えなくてはいけません。「今シーズンも応援ありがとうございました!」という気持ちを伝えるファン感謝デー。Sparklesメンバーとして、力強く伝えられるよう頑張りましょう!
 
①チアスマイル ②話の聞き方と大きな声 ③チームワーク
GREENもWHITEも、これら「Sparklesのお約束」のどれも出来るようになってきていますが、中でも「②話の聞き方と大きな声」は非常に良かったのが印象的でした。反面、「①チアスマイル」は個人差や場面差がちょっと大きいようです。
11月23日のデビューまで残り3レッスン。どんな風に臨むのか、またその間の家での練習はどうするのか。そしてその結果、どんなデビューを見せてくれるのか。
Sparklesの一員として神宮球場に集まったファンの皆さんへの感謝の気持ちを、ぜひしっかりと伝えて欲しいと思います。と同時に、Sparklesの先輩メンバーたちを「えっ?!」と驚かせ、「私たちも、もっと頑張らなきゃ!」と焦らせて欲しいな、と密かに思っております。

東京ヤクルトスワローズの2012シーズン・ファン感謝デーは11月23日(金祝)神宮球場で開催されます。(入場無料です!)
どうぞお楽しみに!
 
 

Sparkles(スパークルズ)
プロ野球東京ヤクルトスワローズの公式ジュニアチアリーダーチームとして2010年に発足。新規メンバー募集は春と秋の年2回。2012年10月現在、小学1年生~中学3年生まで60名が在籍。神宮外苑と落合南長崎のスタジオでそれぞれ週1回レッスンを行っている。
主な活動は、神宮球場でのスワローズ主催試合での応援パフォーマンスやイベント出演など。
■HP:http://www.yakult-swallows.co.jp/guide/sparkles/
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