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| CUP（Cheer Up Program）始動！ |
いま世の中は悲しい出来事や痛ましい事件が溢れ、長引く不況の影響も重なって、暗く沈んでしまっている。でもだからこそ、『笑顔と元気を広く世の中に届ける』というチアリーダーの役割も大きくなり、また、チア自身も自らの役割を改めて真剣に考え直すべき時期といえるだろう。
そんな中、「世の中を元気にするチアリーダーを、チアリーダー自身が応援、支援する事で、世の中をもっと元気にしよう！」というテーマから誕生したCUP(Cheer Up Program)。
趣旨に賛同したチアリーダーたちがチアレッスン等を行い、その収益金を支援先のチアたちの元気づけ(Cheer Up)活動に役立ててもらおうという試みだ。その船出と言うべき第一回目のプログラム、東日本大震災で大きな被害にあった東北のチアリーダーを応援することを目的とした「CUP for TOHOKU」が、6月と7月に開催される事になった。今回は、東北のチアリーダーの中でも、より効果的、組織的に動け、実際に慰問活動等を行っているプロスポーツチアに、チャリティレッスンとチャリティＴシャツによる収益金を寄付し、避難所や被災地施設への慰問、子供たちへのチアレッスンなどに役立ててもらう事にした。 また、参加者に対しては、レッスンを通して「チャリティとは何か」を問いかけ、チアスピリットを学んでもらう内容でプログラムを構成した。つまり、単にイベント等を開いて募金を集めるのではなく、“支援する側もチア本来の意味やスピリットを学ぶ”ということも大きなテーマになっているのが、CUP のもう一つ特長なのだ。 |
| CUP for TOHOKU on June 25 |
6月25日、東京・三田にある東京インターナショナルスクールの体育館で開催された午後のレッスン(小3～小6)に伺った。当日の参加者は午前・午後合わせて60名強、保護者、インストラクター等関係者も合わせれば100名以上がCUP の活動に賛同し集まってくれた。 まずは子どもたちの声を紹介したい。 「東北に、わたしたちの笑顔が届けられたら良いなと思いました」 
「また被災地で頑張っている人たちに元気を届けられるような事がしたいです」「東北の人たちが笑顔になれるように、これからも、自分たちも元気に応援できたらと思います」 レッスンスタート時には緊張していた子どもたちも、趣旨を理解し、チャリティの重要性を学ぶうち、みな表情が大きく変化し、活き活きしてきた。 そこには「自分たちも何かができる」という自信と「何かがしたい」という強い意志を感じられた。 では、子どもたちの保護者はどう受け止めたのか。 「参加できて本当に良かったと思います。普段、初対面だとあまり話さないのですが、今日はすぐ新しいお友達もできたようでとても良かったと思います。チームからは一人だけの参加でしたので、多少心配していたのですが……。今後は子どもたちだけではなく、親同士も新しいつながりができるような企画に発展していっていただけたら嬉しいですね」 
最後に、レッスンを担当した戸川奈也インストラクター。「東北に自分たちが持っているパワーを届けたいと思ってレッスンをしましたが、まず何より、自分自身も楽しみながらできた事が大きかったように思います。 普段、自分が教えているチームでも、募金を集めて送ったりもしていますが、CUPの場合は、団体や個人の垣根をこえて、純粋に同じ志のチアが集まれる事にひとつ意義がありますし、素晴らしいと思います。 今回、参加してみて、自分自身も、ひとりのチアリーダーとして、何かがらっと変われたような気がしています」 |
| CUPのこれから |
| CUPは、対象に合わせ、時には長期的な支援も必要と考え、今回の「for TOHOKU」では1年～数年のスパンでの活動を想定して、6月7月以降も随時チャリティレッスンを開催する予定だ。同時に、同じチアスピリットを持つチアリーダー同士が集まるネットワークを作る事で、よりたくさんの笑顔と元気を世の中に届けていきたいと考えている。まだ産声を上げたばかりだが、今後もあらゆる方面のあらゆる意見を柔軟に取り入れつつ、しかし「みなが幸せに、笑顔になれる」という部分だけはぶれずに活動していくCUPに期待したい。 |
（取材・文／会津泰成） |
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| 6月25日(土) 4歳～小2クラス（保護者参加OK!） |
6月25日(土) 小3～6クラス |
6月26日(日) 中高生＋おとなクラス |
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| （2回目に続く） | |||||||
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