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チアリーディングは、子供から大人までそれぞれの年代で楽しみながらできて、様々な効果が得られるスポーツです。単にダンスを踊るだけではなく、頑張っている選手やチームの応援を通して“一体感や感動を共有する”といったスポーツの新たな楽しみを知ることもできます...
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連載 article vol.83
イベント出演REPORT vol.42 すぎなみ舞祭 A-1ラブクローバー 2014年10月12日(日)
 
A-1ラブクローバーのユースクラスが、今年初めて"ユースクラスのみ"でコンテストに出場しました!
杉並区で開催されている「すぎなみ舞祭」です。「舞祭」は、ジャンルを問わず様々なチームが様々なダンスで競い合う踊りの祭典。ヒップホップ、ジャズダンス、舞祭ダンス、そしてチアのチームも多数出場しています。出場チームそれぞれが自分たちの踊りの「テーマ」を自由に設定してパフォーマンスを行い、「そのテーマをいかに表現できているか」が審査の対象となるユニークなコンテストです。

今回ラブクローバーが設定したテーマは「戦争と平和」。
何も知らない明るい幸せから、互いを傷つけあう戦いの部分、最後は平和の大切さと自然の偉大さを明るく荘厳に表現しました。
夏の神宮球場でのヤクルトスワローズキッズチアコラボに参加した後、1カ月半で新しいダンスを3曲詰め込むというスケジュール的にもハードな状況でしたが、全員の頑張りでなんとか仕上げて臨むことができました。
 
コンテスト当日は、恐れていた台風19号も九州あたりでスピードダウンし東京は嵐の前の曇天。和田堀公園済美山運動広場にて予定通りの開催となりました。
今回は35チームがエントリー。多くのチームが30人を超える中、ラブクローバーは最少の8名での参加でした。
開会式で並んだお隣は、神宮球場でコラボしたティガーズ。縁がありますね。ティガーズはその後、中学生チームがグランプリを受賞しました。さすが☆
 

コンテストは、参加者全員ダンス「すぎなみ舞祭総踊」でのウォーミングアップでスタートです。ラブクローバーではヒップホップはやっていないので、事前練習でも慣れない動きに苦戦していたメンバーたちでしたが、なんとか一緒に動けていました。普段と違う動きやリズムの取り方に挑戦することも良い勉強です。
その他、この舞祭のためにオーディションで選ばれたシーダーユースの模範演技や、杉並区と交流のある横浜中華学園の生徒による獅子舞の披露など、開会式から盛りだくさん!

 
開会式が終わると、他に設置されたステージエリアで「オープン演技」が行われました。「オープン演技」とは、審査対象の演技とは別に、会場を盛り上げるために踊るエキシビションのようなもの。ラブクローバーも参加しました。

この「本選前に大勢の人の前で踊る機会」が持てたことは、初出場のラブクローバーとって大変ラッキーでした。オープン演技で見つかった反省点を本選直前の最後の練習でクリアできましたし、メンバーも緊張し過ぎずに本選に臨むことができました。

練習の中で一番苦戦したのが「戦い」のパートでしたが、チアリーダーとしていつも意識している笑顔をなくし、揃った動きと力強さを最重視することに。本番ではそれを全員しっかり意識できたようで、ポンポンが鳴る力強くシャープなアームモーションとステージを広く使った構成で人数の少なさを感じさせないスケール感ある演技ができました。
 
完全なノーミス演技!という訳にはいきませんでしたし、メンバーたちも個々に思うところはあったようですが、レッスン時とは比べ物にならないくらい完成度の高い演技を披露することができて大満足。ユースクラスとしてとても大きな前進でした。
 
そして各賞が発表される閉会式。各チームから1名ずつ「パフォーマンス中の笑顔が良かったメンバー」が選出される「ナミー賞」。ラブクローバーはキャプテンの未来ちゃんが選ばれました☆

チームとしては「団結賞」「感動賞」等々の中から「笑顔賞」を受賞しました!

チアだけでなく、様々なジャンルのダンスを見ることができる「舞祭」。初の出場でしたが、表現力や力強さなど、とても刺激を受けました。中でも特に印象的だったのが、舞祭ジャンルのチーム。どのチームもチア以上に元気で明るく礼儀正しく行動が光っていました。大人から子供まで幅広い年齢層がいることと、地域ぐるみの活動が多いことが関係しているのかもしれません。
またパフォーマンスでも、ダンスのジャンルを問わず「踊ることが楽しくてしょうがない!」という人には自然と目が惹きつけられること、そういった「楽しい!」という気持ちが見ている人に伝わる演技は最高だ!ということを実感できたように思います。

今回、ラブクローバーは事前の練習で先生からだいぶ厳しい言葉を投げられ、初めて自分たちだけで集まって自主練習をしました。
コンテストというものは特別なものであり、軽い気持ちではエントリーできません。「自分たちの演技が審査される」ということがどういうことなのか。直前になってやっと自覚できたように感じました。

また、体力不足も先生から厳しく指摘された点です。続けて練習しているとすぐにヘロヘロになってしまい、やればやるほど精度が落ちる、ということもありました。
「舞祭」の演技の制限時間は4分30秒。一方、ラブクローバーの今回の演技は3分40秒。上位のチームの殆どが制限時間いっぱい軽々動けていたのに対し、体力のなさは大きなマイナスです。体力がないと集中力も散漫になります。これはチアに限らず勉強も同じです。がんばって基礎体力をもっとつけましょう!

今回の経験でユースクラスはたくさんのことを学びました。いつもどこか控えめで大人しいラブクローバー。この機会にそれを打破し、もっと元気でパワフルなチームになれるよう、一皮むけることを期待したいと思います☆

 
 
 

☆A-1ラブクローバー
2007年4月発足。67名在籍(2014年11月現在)
 *ベーシック:3歳児~未就学児
 *アドバンス:小学校1年生~3年生
 *マスター:小学校4年生~6年生
 *ユース:中学1年~3年生
NAスポーツクラブA-1笹塚で開講されているキッズチアリーディングスクールのメンバーで構成されているチーム。老人ホームの慰問や地元イベントなどを中心に出演しています。
■HP:http://www.nacs.co.jp/kids/
 
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