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チアリーディングは、子供から大人までそれぞれの年代で楽しみながらできて、様々な効果が得られるスポーツです。単にダンスを踊るだけではなく、頑張っている選手やチームの応援を通して“一体感や感動を共有する”といったスポーツの新たな楽しみを知ることもできます...
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PEPsチアリーダーズ
連載 article vol.76
出演REPORT vol.36 キッズチアコラボレーション2014 in 神宮球場 東京ヤクルトスワローズvs横浜DeNAベイスターズ 2014年7月26日(土)
 
今年で4回目となるキッズチアコラボレーション。東京ヤクルトスワローズ公式ジュニアチアリーダーズSparklesを中心に200名を超えるキッズチアリーダーたちが華やかに神宮球場を盛り上げます。
 
7月21日(月祝)全チーム合同練習
 
本番は試合開始前のパフォーマンスタイムですが、当日はリハーサルが行えないので、事前に出演全チームによる合同練習を行います。第1回のコラボから参加しているPEPsチアリーダーズ、メガロス武蔵小金井チアダンススクール、A-1ラブク ローバー、東川口ロミフルズ、TIGGERS DANCE TEAM、第2回から参加のSUNNYS、そして今年また新たに1チーム、浦和レッドモンキーズが参加することになりました!スタンツやタンブリングができるモンキーズの参加で演技の幅もグッと広がりそうです。

たった1回、しかも2時間弱という限られた時間を最大限有効に活用するために、ダンスやチームごとの動きは各チームそれぞれのレッスンである程度仕上げた上で、合同練習に臨みます。練習の中心は、全チームいないとできないこと=全体のフォーメーションや移動の確認などになります。チーム毎にストレッチとウォーミングアップをして、合同練習スタート。このところ連日の猛暑ということもあり、屋内とはいえ暑い・・・。こまめに休憩と水分を取りつつ、順を追って確認していきます。

最大の難関はフォーメーションチェンジと移動です。今回のパフォーマンスは、全員で二塁後方からバックネットの方を向いて踊った後、Sparkles以外のチームはライトとレフトに分かれて移動し、スタンドの方を向いて2曲目を踊るという流れになっています。動き自体はとてもシンプルですが、広いグラウンドをたくさんの人数で移動するため、「自分はどこに向かって移動するのか?」「自分も他のメンバーもカウント内で移動を完了するには、どこを通ってどう行くのがベストか?」等々しっかり理解していることが大切です。本当は、実際に踊るグラウンドで1回でもリハーサルができれば、位置や移動する際の目標物を確認することができるのですが、できないものは仕方ありません。想像の力で小学校の体育館をグラウンドに変え、難関をクリアしていきましょう!

全員が集中して、また、YOUTHクラスなど上級生たちが率先して動いたり下級生をフォローしたりしてくれたので、確認は順調に進み、予定していた内容を全て時間内に終えることができました。
ロールが遅れがちになってしまう、列が曲がる、などなど全体練習で見つけた課題は、宿題です。
本番まであと5日!
 
7月26日(土)キッズチアコラボ当日
 
当日は晴天に恵まれ・・・どころか、35℃超の猛暑日!午後3時の時点で最高気温が35℃以上の猛暑日となった地点が日本全国で225地点もあったそうで、7月中に猛暑日地点が200を超えたのは気象庁の地域気象観測システム「アメダス」の整備が進んだ1978年以降初!とニュースになっていました。
もちろん雨が降るより良いですが、これほど暑いと出演メンバーの体調が心配になります。というのも、神宮球場は控室として使える部屋が非常に少ないため、今回も多くのメンバーは場外で集合し、出番まで30分近く待機しなくてはならないのです。先生たちもメンバーの様子に常に注意し万一に備えていましたが、皆それぞれしっかり体調もテンションも整えて出番に備えていました。さすがチアリーダー☆

 
今日はSparklesと一緒に神宮球場を盛り上げるためにたくさんのチアリーダーが応援に来てくれました。

スタジアムDJパトリックさんの声が球場に響きます。
PEPsチアリーダーズ、A-1ラブク ローバー、東川口ロミフルズ、浦和レッドモンキーズ、Tiggers、メガロス武蔵小金井チアダンススクール、SUNNYS、そして東京ヤクルトスワローズ公式ジュニアチアリーダーズ Sparkles!!
総勢210名による今日だけのスペシャルパフォーマンスをお楽しみくださ~い!!
 
華やかにフィールドを彩る色とりどりのユニフォーム。陽の光を受けてキラキラ輝くポンポン。1曲目の『It's me It's you』はSparklesが毎試合オープニングで踊っている曲ですが、コラボで踊ることによってまた違った魅力が生まれていました。
合同練習ではイマイチ合いきらなかったロールも、ビシッビシッと決まってかっこいい!チアのパフォーマンスにロールは付き物ですが、大人数のロールが決まると、こんなに気持ち良いのか!と、ちょっと鳥肌の立つ思いでした。
バックネットを向いているものの、踊っている場所は二塁後方と遠いため、ビジョンに映る数人以外、一人一人の表情は見えません。でも、ビジョンを見なくても「笑顔」なのが分かります。パフォーマンスを通して伝わってくるのです。先生がレッスンでもよく言っている「背中を向けていても笑顔が伝わるのがチアリーダー」を実感しました。スタンドのテンションもどんどん上がっていきます。

2曲目のダンスはスワローズの応援ソング『We Are The SWALLOWS』。ここからはヤクルト公式ダンスチームPassionも合流して、一緒にスタジアムを盛り上げます。
移動で少しミスがあり、始めの部分では動きが揃わなかったりフォーメーションの列が乱れたりしたところもありましたが、キッズチアたちの元気いっぱいのパフォーマンスは変わりません。
「Go! Go! Swallows!」のコールも音楽に負けず、スタジアムに響いていました。
 
今回初参加の浦和レッドモンキーズのタンブリングやスタンツで沸き、最後の「GO!」で力強くフィニッシュした後にはヤクルト側だけでなくスタンド全体から「わぁっ!」という声と大きな拍手が起こり、退場していくキッズチアの姿が見えなくなるまで声援と拍手で送ってくださいました。
キッズチアコラボ大成功☆です。
 

全体として今まで以上に良いパフォーマンスでした。もちろん、技術的にはまだまだな部分もありますし、ミスはないに越したことはありません。でも、合同練習より各チームの努力で完成度を上げ、迫力と華やかさを生み出せていました。そして、チアリーダーとして大切な「気持ちの伝わる」「見る人を元気する」パフォーマンスが出来ていました。これは本当に素晴らしいことですし、見ていて嬉しかったです。

さて、昨年のキッズチアコラボのレポートの最後に書いたこと、「来年は、コラボしつつも、チーム同士メンバー同士が良い意味でもっと刺激し合い、意識し合い、互いに高め合える場になると良いなと思います。
来年も実現したいと思っています。“共演”ではなく“競演”で。」の方は、どうだったでしょう?

答は、YES & NO。
できたからこそ、合同練習から本番への大きなレベルアップが成し得たのだし、「気持ちの伝わるパフォーマンス」も実現できたのだと思います。
一方で、もっと高め合えるんじゃないか、このチーム、このメンバーたちなら、本当の意味で競演できた時にはもっと一体感を生み、さらに素晴らしいパフォーマンスができるんじゃないか、と感じられました。

手応えアリ。来年に乞うご期待です♪

 
 
 
出演チーム(本文内紹介順)
 
   
☆PEPsチアリーダーズ   ☆A-1ラブクローバー   ☆東川口ロミフルズ
 
   
☆URAWAチアリーディングクラブ
レッドモンキーズ
  ☆TIGGERS DANCE TEAM   ☆メガロス武蔵小金井
チアダンススクール
 
   
☆TRYチアリーディングスクール
SUNNYS
  ☆ヤクルトスワローズ公式ジュニア
チアリーディングチーム Sparkles
 
 
 
 
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