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連載 article vol.74
東京ヤクルトスワローズ公式ジュニアチアリーダーズ Sparkles 第5期デビュー☆
 
第5期Sparklesが晴れてデビューしました!
と、言いたいところでしたが、2014年シーズン最初の出演となるはずだった6月7日(土)千葉ロッテマリーンズ戦は雨で中止。正確には、「試合開始前のパフォーマンス」を終え、「選手入場の花道」に向けバックネット前でスタンバイしている間に豪雨となり、急きょ中断、そして中止決定。

それでも、雨の中で踊るメンバーの笑顔は”Sparkle(きらめく)”の名の通りキラキラ。「こんな天気だけどスワローズの応援に来て良かった!」とお客さまに思ってもらえるようなパフォーマンスをしよう!という気持ちが、その笑顔から、そして元気なパフォーマンスから伝わってきました。

翌8日(日)の埼玉西武ライオンズ戦も、雨。試合中も止むことなく振り続けましたが、試合は最後まで行われ、Sparklesも予定していた全機会に出演しました。
 
ちなみに今年もSparklesは1試合中6度の出演機会があります。

(1)試合前のSparklesオリジナルダンス(A)
(2)試合前の『We Are The Swallows』(スワローズ応援ソング)
(3)選手入場の花道
(4)3回表後のSparklesオリジナルダンス(B)
(5)5回表後の『We Are the Swallows』(スワローズ応援ソング)
(6)7回表後の『東京音頭』

 
この日は実質的なデビュー戦でしたが、「さすが第5期!」と思える場面が多々ありました☆
たとえばフォーメーション。今までの経験を生かしてイメージトレーニングをしてきたのでしょう、事前に球場リハーサルなどもしていないのに広い外野にしっかり広くきれいなフォーメーションが取れていました。
また直前の急な変更にも慌てることなく落ち着いて対応できていました。
 
一番感心したのが、試合終了後の「勝利時パフォーマンス」!
キッズチアであるSparklesは夜遅い出演はできないため、「勝利時パフォーマンス」はデーゲームでのみ出演することになっています。残念ながら昨年は出演機会がなく、今回は2年ぶりの出演でした。昨年以降入会のメンバーにとっては、もちろん初です。
勝利に沸くファンの皆さんに感謝の気持ちを伝え、共に祝うことが目的のこの時間は、決まったパフォーマンスを見せるというより、一緒に盛り上がることがいちばん大切。スタンドの応援団に合わせ、大きな声でコールを言ったりジャンプやキックをしたり・・・メンバーそれぞれがフリーに動いて盛り上げます。
が、この”フリーで動く”というのは、大人チアでも一番難しいのです。なぜなら、フリー=何をやっても良いということではないから。1分で終わるのか、まだしばらく続くのか周りの状況を見ながら判断しなくてはいけませんし、動きも近くのメンバーと被らないような工夫や配慮も必要です。また、チアリーダーとして出るのですがから、一つ一つの動き、たとえば手を挙げる、足を上げる、ターンやジャンプをする、といった動作がちゃんと"チアリーダーとして動き"になっていなくてはなりません。フリーでしっかり動くためには、自身の中に動きのバリエーションと柔軟な発想を持っていることが求められます。
 
 
もちろん、急にそのすべてを求めることはできませんが、そんなフリーだからこそ、チアリーダーとしての意識や日頃の準備が垣間見えてしまうのです。
今回の「勝利時パフォーマンス」では、勝利の喜びが全身から溢れている感じがよく出ているメンバーがいたり、ちびっこながらジャンプやキック等、自分ができることを精いっぱいやって盛り上げるメンバーがいたり、ただポンポンを振っているだけでもステキに思えるほど立ち姿を意識できているメンバーがいたり、と先生も感心するほどでした。
とはいえ、まだまだ一部。Sparkles全員がフリーでステキに動けるように、これからも研究と努力を重ねていきましょう☆
 

例年、出演は1か月ごとなのですが、今期はリーグの日程の関係で、6月に4試合出演となっています。今度は6月21日(土)・22(日)オリックス・バファローズ戦です。そしてこの試合より、今年4月に入会したルーキーたちも出演開始となりました。
もちろん、全てのダンスをマスターしている訳ではないですし、出演自体にも慣れていないので、オープニング、花道、東京音頭など、それぞれの習熟度合いに合わせて出られるところから出演していきます。
 
ほんの2週間前に出演したばかりだし・・・という油断があったわけではないと思いますが、前回できたことができなくなっていたり、準備不足があったりとちょっと残念な部分が見られました。
その一方で、土曜日の反省をすぐ日曜日に反映できたり、急な変更にもスムーズに応じられたり、確かな対応力も見られました。またベテランメンバー、特にユースは自身のパフォーマンスを磨きつつ、控室ではルーキーのケアをしたり積極的にチームに働きかけたりとチアスピリットを感じさせる行動が光っていました。ルーキーも時に叱られる場面もありましたが、めげずに前向きに取り組んで頑張っていました。

そして21日(土)の勝利に続き、22日(日)はなんと延長の末のサヨナラ勝利!
これ以上ない!!最高の場面でのパフォーマンスを経験することができました。
実は当日は早朝から集合し、いったん解散後、試合開始に合わせてお昼に再集合、そして3時間44分にも及ぶ延長戦でメンバーも相当疲れていたはずです。でも大盛り上がりの満員のライトスタンドを前にしての「勝利パフォーマンス」では、皆の笑顔もいつも以上にキラキラしていました。
デーゲームでしか勝利時パフォーマンスに出演しないSparklesですが、スワローズの今シーズン初のサヨナラ勝利に立ち会えることができました。まさに千載一遇といえるこの経験をぜひ今後に生かしてほしいと思います。
 
ところで、なぜ22日(日)に早朝に集合したのか?というと、試合前のグラウンドでチームの公式写真の撮影も行ったのです。あいにくの雨でしたが、それを全く感じさせない笑顔でステキなチーム写真が撮れました。
続けて、フリー撮影タイム。ふだん選手がプレーしているグラウンドで、家族やチームメイトと一緒に自由に撮れる貴重な機会なので、グラウンド中で撮影を楽しんでいる姿が見られました。このフリー撮影会は球団のご厚意で毎年実施させていただいています。感謝の気持ちをパフォーマンスに変えて、スワローズの日本一に向けて元気に応援していきましょう!
 
 
 
Sparkles(スパークルズ)
プロ野球東京ヤクルトスワローズの公式ジュニアチアリーダーチームとして2010年に発足。2014年6月現在、小学1年生~高校3年生まで79名が在籍。都内2カ所のスタジオでそれぞれ週1回レッスンを行い、週末に行われる神宮球場でのスワローズ主催試合での応援パフォーマンスやイベント出演などを中心に活動している。

■HP:http://www.yakult-swallows.co.jp/guide/sparkles/
 
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