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PEPsチアリーダーズ
連載 article vol.69
キッズチアコラボパフォーマンス in NBL トヨタ自動車アルバルク東京 vs熊本ヴォルターズ 2014年3月16日(日) 大田区総合体育館
 
3月2日(日)のA-1ラブクローバーに続き、NBL(National Basketball League)のハーフタイムに出演しました!今回はキッズチア3チームによるコラボパフォーマンスです。
Dazzling Styleではお馴染みのPEPsチアリーダーズと東川口ロミフルズに、浦和レッドモンキーズが初参加☆総勢70名での出演となりました。

まずは、コラボに必須の合同練習。
本番を一週間後に控えた3月9日(日)FFC東川口で行われました。昨年、一昨年と比べてチームの数も参加人数も少ないですが、フォーメーションが複雑で移動も多く、難易度高し!当日広い場所で練習できるのか、できたとしてもどれだけ時間が取れるのか分からないので、フォーメーションと移動を重点的に練習しました。
さらに、バスケでのコラボパフォーマンス恒例の見せ場、選抜メンバーによるダンスもレベルアップしています。ダンスの振り自体の難しさに加え、フォーメーションチェンジやテクニックも満載!一体感を出さなければ迫力も半減してしまう内容になっています。他のメンバーよりも早く集合して合同練習の時間を多く取ったのですが、ちょうど高校生がテスト期間中ということもあって欠席多数。そのため、3チーム全体の合同練習としてはとても良い仕上がりなりましたが、選抜ダンスの部分では少々不安が残りました。

そして当日。
インフルエンザなど体調不良で欠席となるメンバーもなく、全員元気に集合☆本番のコートでリハーサルや場当たりをすることはできませんでしたが、同じ広さのサブコートを使って練習させていただきました。
が、しかし!合同練習ではきれいにできていた位置取りが全くできません。ぶつかってしまったり間が広く空いたまま踊ってしまったり…。時間は刻々と過ぎていき、結局、曲をかけて通せたのは、たったの1回。不安を抱えたままサブコートを後にしました。

 
出番はハーフタイムなので、試合中はスタンドから応援します。今回の試合会場の大田区総合体育館は初めて来ましたが、観客席がバスケ仕様に配置され、選手との距離も近く、とても観戦しやすい会場でした。早速メンバーたちもウォーミングアップから戻ってくる選手に手を降ったりアルバルクチアの演技に熱心に見入ったりしていました。
いざゲームが始まると、誰に言われた訳でもなく大きな声でコールをし、ポンポンの手拍子で盛り上げるメンバーたち☆特にユースメンバーはカッコいい選手を見つけたりしてノリノリでした(笑)
激しい試合展開に熱い応援を送っている内にいよいよハーフタイムです!
 
今回は待機スペースがないため、スタンドからそのままフロアに降りてコートサイドにスタンバイ。当然、観客席からも丸見えのため、いつものような先生からの直前の気合い入れ(?)なしに、自分たちでテンションを上げなければなりません。でも心配は無用でした。前半戦の応援で上昇していたメンバーのテンションが他メンバーにも波及して、フロアに降りた瞬間からチーム全体が高テンション!入場から声もアピールも元気に出来ていました。

初参加の浦和レッドモンキーズがスタンツを行うチアリーディングチームである点を生かし、ダンスとスタンツを組み合わせたオープニングは、今回の見どころの一つ。ラストにもバク転などのタンブリングも入り、ダンスとアクロバットを融合させた豪華な構成になっています。
ダンスの部分でも揃った動きとパキパキしたモーションで、大人数の迫力を出すことができました。客席からも都度歓声や拍手が起こり、あっという間の4分間でした。

 
後半戦も一生懸命に応援し、結果はトヨタアルバルクの大勝利!3桁を超える大量得点で18連勝を飾りました。みんなの応援、届きましたね☆
試合終了後はコートでマスコットキャラクターのアルバルくんやアルバルクチアリーダーと一緒に記念撮影。無事にイベント出演を終了しました。

多くの拍手をいただき傍目には十分及第点ハーフタイムパフォーマンスでしたが、実は先生もメンバーたちも気づいていた細かいモロモロ・・・。
アピールに夢中で始めからしっかり入れなかったチームや、あちらこちらでぶつかっていた移動、本来よりも狭く小さくなってしまっていたフォーメーション、等々。どれもが合同練習では出来ていたことでした。でも、本番で観る人に届けられなければ全く意味がありません。

PEPsとロミフルズに関しては、今年でバスケ出演も3年目になることやベテランメンバーが多いこともあって、先生に指摘される前に自分たちの演技を冷静に感じ取れていたようで、後日のレッスンで、「楽しかった!」だけでなく、自分たちの演技につい「あそこがダメだった」「ここが入れなかった」など反省点も挙げていて成長を感じる一面が見えました。
 
それでもさらにステップアップするには一人一人に自覚と向上心が必要です。「先生に言われたからやる」ではなく、自分たちから自発的にやる。先生からは次の3つのポイントのお話がありました。
その1:チャンスを自ら減らさない。
位置をきちんと覚えることができないのであれば、レベル落として移動の数を減らし、フォーメーションチェンジも単純にする。きれいに並べないのであれば、円や菱形など難しい形は避け、シンプルな四角形で最初から最後まで踊るような構成にする。
それで演技の完成度は上がるだろうが、やっていて楽しいか?観ているお客様に飽きずに最後まで楽しく観ていただけるか?
出来る事をしっかりやろうとしないということは、演技をする側も観る側も楽しめるチャンスと、自分とチームを高めるチャンスを捨てるのと同じこと。
その2:スタートからベストを見せる。
イベントでは本番前に十分な練習ができない場合多いため、最初からベストパフォーマンスができないといけない。しかも、お客様が観るのは本番一回のみ。「練習では出来ていた」は通じない。普段のレッスンから「最初からベスト」が出来るよう臨むことが大事。
その3:本番は自分たちのもの
本番になったら先生は何もできない。“ベスト”を作るのは自分たち。自分たちで気づいて互いに声をかける等フォローし合い、ベストなパフォーマンスが出来るように、普段も先生に言われて直すのではなく「自分たちで」という意識を持つ。
 
イベント出演は楽しい発表の場であると同時に、チアリーダーとして成長できる場でもあります。チアリーダーにとって「良いパフォーマンス」は単に「上手に出来た」だけではありません。自分が楽しくなければ観る人を楽しませることはできませんから当然「楽しい」は大事にしつつ、多くの「成長」の糧を得て欲しいと思います。
それぞれのチームの次のイベント出演が楽しみです☆
 
 
 
☆URAWAチアリーディングクラブ
RED MONKEYS
1994年発足。
28名在籍(2014年3月現在)
小学生を中心とした大会メンバーは、ジュニアの枠を超えた高いレベルを目標に年3~4回大会に出場。高校生チームはイベント出場を主に、週1回浦和近辺で練習している。
※今回の出演は中学高校生メンバーのみ。
・メンバー:年長~高校生
・レッスン会場:浦和駒場体育館ほか
http://urawa-redmonkeys.jimdo.com/
☆東川口ロミフルズ
 
2007年9月発足。
35名在籍(2014年3月現在)
東川口の会場で週1回レッスンを行い、スポーツシーンでの応援やイベント出演等を中心に活動している。
・メンバー:年長~高校生
・レッスン会場:東川口(FFC東川口)
http://terrademy.com/kawaguchi/
☆PEPsチアリーダーズ
 
2006年5月発足。
30名在籍(2014年3月現在)
吉祥寺のスタジオで週1回レッスン。競技性ではなく“人を元気づけること=応援”を活動テーマとし、地元のお祭りやイベントへの出演、スポーツチームの応援や老人ホーム慰問などを中心に活動している。
・メンバー:小学生~高校生
・レッスン会場:吉祥寺(スタジオアムリタ)
http://peps-cheer.com/
     
     
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