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猛暑が続く7月、東川口ロミフルズとメガロス武蔵小金井チアダンススクールのメンバーは新たな試みに挑戦しました。
競技会への出場です。
「え?今さら?!」と思う方もいるかもしれませんが、“応援”を活動の柱にしていた両チームは特にその機会を設けずにいました。誰かを応援するチアと、自分たちが採点対象=主役となるチアは、似ているようでいて、やはり違います。ただ、他チームのパフォーマンスを見たり、互いのチームを応援し合うことで学べること、刺激を受けることもある、ということで出場を決めました。
今回出場した『第9回チアコンペディション』は、2005年から毎年夏に開催されている競技会です。スタンツ必須の「チアリーディング部門」、ダンス要素メインの「チアダンス部門」、両方をMIXした「チアMIX部門」の3つに分かれており、それぞれがさらに「キッズの部(幼稚園から小学2年生が中心)」と「ジュニア・一般の部(ジュニア=小学3年生~中学生が中心、一般=高校生以上)」に分かれているため、幅広く様々なチアチームがエントリーできます。
さて、初挑戦の2チームは、どうだったのでしょうか? |
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★東川口ロミフルズ |
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毎年夏にキッズチアのコンテストに出場していたとはいえ、本格的な大会は今回が初めて!2分30秒に、チアダンスのテクニックとロミフルズの良さを詰め込んだ演技で臨みます。大会規定で人数制限があるため、『キッズクラス&ジュニア』チーム、『ユース』チームの2組に分かれてエントリー。70近いチームが集まる中、ウォーミングアップやリハーサルでは、よそ見をすることもなく、テキパキ動いてしっかりできました!元気さが落ち着きのなさになっていまいがちなロミフルズには珍しいこと!メンバーの良い緊張感が、集中力として働いたようです。
全チームのリハーサルが終わり、一般開場した途端、会場は一気に大会ムード!
あちこちで自然発生する「レッツゴーチアコン!」などのコール、揃って動くポンポン・・・。出場者のテンションが上がってきているのが伝わってきます。ロミフルズのメンバーも、前後の席のチームと一緒にウェーブをしたり地味ながらも大会の雰囲気を楽しんでいました。オープニングセレモニーでは、ハワイから来たチアリーダーのパフォーマンスや、男子チア「ショッカーズ」OBのアクロバティックな演技、出場チームのインストラクターたちによるデモンストレーションで大盛り上がり☆真実先生も踊っていました!
そしていよいよ各チームの演技開始です!ロミフルズは2チームとも「チアダンス部門」の「ジュニア一般の部」で出場します。『ユース』が27番、『キッズ&ジュニア』が35番と、ちょうど真ん中くらいの順番でした。
ドキドキしながら他チームの演技を見ていると思いきや・・・始まって1時間もしないうちにキッズクラスの低学年メンバーたちが飽きてきてしまいました。その上、上級生メンバーもおしゃべりをしたり、立ち歩きたいために何度も何度もトイレに行こうとしたり…。他のチームが目の前で演技しているチームを一生懸命応援している中、態度の悪さが目立ちます。先生に注意され、応援を促されてもなかなか良くなりません。互いを応援するチアスピリットに欠ける行動は大きな反省点です。 |
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そうこうしている内に、さあ出番です
まずは『ユース』から。
今までにないほどテクニックをふんだんに入れた構成を、ほぼ練習通り正確に踊ることができました!直前まで位置の変更やラストの構成変更があったのですが、みんな今日に向けてしっかり練習してきてくれたようです。
テクニックについてはまだまだ他チームに及ばない部分もたくさんありますが、メンバーの大半が4月にユースに上がったばかりという状況で、たった3ヶ月の間によくここまでできるようになったなというのが先生の率直な感想でした。声もよく出せていたし、何より大きく踊れていました!
選手席で見ていた『キッズ&ジュニア』からも「すご~い!」の声が☆普段は練習も全て別々なので、お互いの演技を見るのは今日が初めて。目をキラキラさせ元気に応援していました。
そして『キッズ&ジュニア』の演技。
この部門では最多の24名でのエントリーです。その分元気よく、動きが揃うように練習してきました。演技直前にも先生からの「この大会見ていて上手なチームは何が違うと思う?」との問いに、みんなで考えて出した答えは「列のキレイさ」と「手の動きがテキパキしていること」。その2つを意識して踊ろう!と決めて、本番へ。
みんなかなり緊張していました(笑)。頑張って笑顔を作っていましたが、ちょっとガチガチ?でも最後までミスもなく、元気にキレイに踊れていました。移動が多い構成で、合同練習で何度も注意されたところも本番では上出来!キッズのメンバーも必死ながら間違えずに移動できました。目標だった「手の動きをテキパキ」(いわゆるアームモーション)については、意識はできていたかもしれないものの、やはり弱い。まだまだ練習が必要ですが、今できるロミフルズの良さは最大限出せたと思います。 |
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結果は、『ユース』チームがスマイル賞、『キッズ&ジュニア』チームがチームワーク賞でした。初めての大会出場としては、よく頑張った(拍手)!!と思います。
演技については両チームとも先生に褒められましたが、行動や態度については厳しく注意を受けました。
まず、他チームの演技を見ている時の態度。
「チアが好きという気持ちが本当にあるなら、その好きなものを目の前でやっている人(チーム)に興味を持ってしかるべき。みんなはそんなにもチアに興味がないんですか?」と言われてしまいました。
今回、先生がロミフルズを大会に出すことにした一番の理由は「他のチームから刺激を受けてほしかったから」。他のチームの演技を見て、「ああいうチームになりたい」「あの技ができるようになりたい」等と思って欲しい。もっともっとチアについて知って、もっともっと研究して欲しい。そんな想いがあっただけに、非常に残念でした。
せっかく最初は良かった集中力も、徐々に乱れて大きな反省点を残す結果となりました。演技も大事ですが態度や行動も大事。その課題を改めて気づかされた大会出場でした。
ロミフルズは、この夏まだあと2つも大きなイベントが残っています。きちんと反省点を次に生かして頑張りましょう! |
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★メガロス武蔵小金井チアダンススクール |
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一方、メガロスは全くの初めて!コンテスト系のイベントにも出たことがありません。
集合はいつものようにスムーズ。遅刻も忘れ物もなく、10分前には全員集合していました。
受付を済ませ、自分たちの選手席に着いたメンバーたちは、目の前の大きな競技フロアをに目をキラキラ。代々木第二体育館はJBL(日本バスケットボールリーグ)の応援で何度か来たことはありましたが、今回は全く雰囲気が違います。驚きながらも、"緊張"より「楽しみ!」という気持ちが伝わってくるメンバーたちでした☆
本番フロアでのリハーサル時間は各チーム1分30秒のみ。しかし大きな会場に気が引き締まったのか、みんな集中して先生の指示を聞き、返事をしっかりできていました。
時間内に2分30秒の演技全てを確認することはできないので、音楽をかけずにフォーメーションのみ確認しました。さすがに大きなフロアに緊張したのか少しもたついたりもしましたが、重要なフォーメーションはチェックすることができました。
その後は邪魔にならないよう会場の端に移動し、今回初挑戦したテクニックを確認。自分が任されたテクニックをグループに分かれて合わせたり、メンバー同士でしっかりと最終確認していました。
オープニングでは様々なチアパフォーマンスが行われ、出場チームの先生達によるパフォーマンスでは大きな声で先生の名前を叫んでポンポンを振っていました。その声はみのり先生にもちゃんと聞こえていたようです。
その後も、自分たちの出番まで他のチームを元気に応援!初出場の緊張や応援疲れも見せず、ポンポンをたくさん振って他チームの演技をしっかり応援していて、本当にチアが好きで、大会を楽しんでいるのが感じられました。
出番直前には、少し広い芝生エリアでリハーサル時間が設けられました。音楽をかけて1曲を通して最終確認!演技後半に疲れが見えてしまうので、後半を中心的にチェックしました。4分間という限られた時間でしたが、メンバーがみんな集中して臨んでくれたおかげで内容のある最終確認ができました。
そして、いよいよ本番です!
自分たちの3チーム前からフロア脇で待機します。さすがに緊張が高まってきていた様子です。その緊張が良い方向に出ると良いのですが・・
今か今かと待ち続ける中、「キッズ部門」が終わって「ジュニア部門」へ。
メガロスは「ジュニア部門」のトップバッター☆
先生とメンバー全員で円陣を組み、客席からの大きな大きな声援を受けて演技フロアへ!
おそらくメンバー以上に先生がドキドキしていたと思います(笑)
うつむいた顔を上げ、「GO!」という掛け声から始まるメガロスの演技。大きな会場に大きな声が響き渡ります。トップバッターに相応しいキラキラした笑顔。心配していた後半も疲れを見せることなく、終始チアスマイルと大きな声で演技をすることができました。
ただ、大きなフロアに慣れていないこともあり、フォーメーションがきれいに取れていなかった部分があったのが少し残念でした。特に全員で大きなV字を作るフォーメーション!後半に入り集中力が落ちてくるところですが、前後左右のメンバーなど周りをもう少し見ながら動けばもっと良くできたはずです。
広い場所できれいなV字を作ることは簡単ではありませんが、これからも挑戦していきたいと思います。
パフォーマンスが終わり、大きな拍手と歓声の中で退場です。笑顔もアピールもバッチリ!最後まで堂々としたパフォーマンスで、先生も感動していました。 |
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結果は『スマイル賞』☆。
「なんらかの賞を必ず取る!」という目標で挑んだ大会初出場。
見事達成です!
「元気いっぱいでチアが大好きなメガロスに一番相応しい賞だと思います☆」byみのり先生
応援して支えてくださった保護者の方々にメンバー全員で感謝の気持ちを伝え、解散しました。朝9:15集合で、解散したのは19:40くらい。長丁場でしたが、よく頑張りました!目標達成はもちろん、怪我も体調不良もなく無事に終了したことも良かったです。
初の大会で初の賞状!
演技終了後の拍手と声援。そして他チームの演技や行動。
今回の大会出場で得たものは沢山あったと思います。
「これを糧にして、チアリーダーとしてさらに飛躍してもらいたい」という先生の想いに、どのように応えていくのか。楽しみです☆ |
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今回のレポートは、真実先生(ロミフルズ)、みのり先生(メガロス)それぞれのレポートがベースになっています。
それぞれのチームの特性やメンバーの年齢、チアリーダーとしての成長過程によって求めるものや評価する点も変わってきます。どちらが良い・悪いではなく、“違う”のです。
大事なのは現時点で“出来ていること”と“出来るようにならねばいけないこと”をきちんと考え、把握していること。
だからこそ、“これから”が楽しみなのです☆ |
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☆東川口ロミフルズ |
2007年9月発足。38名在籍(2013年7月現在)
*キッズ:幼稚園年長~小学校2年生
*ジュニア:小学校3年生~小学校6年生
*ユース:中学1年生~
チアリーダーを「自分の元気な姿で周りの人たちを楽しい気持ちにさせ、勇気づける存在」として、チアを通してリズム感、姿勢の良くきれいな身体作り、礼儀作法やチームメイトを思いやる気持ち等を育む。東川口の会場で週1回レッスンを行い、スポーツシーンでの応援やイベント出演等を中心に活動している。
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http://terrademy.com/kawaguchi/ |
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