ダズリング・スタイル 輝き続ける女性のためのWEBマガジン
HOME > 連載一覧 > vol.51 東京ヤクルトスワローズ公式ジュニアチアリーダーズ Sparkles 第4期デビュー
ダズリング・スタイルとは
チアリーディングは、子供から大人までそれぞれの年代で楽しみながらできて、様々な効果が得られるスポーツです。単にダンスを踊るだけではなく、頑張っている選手やチームの応援を通して“一体感や感動を共有する”といったスポーツの新たな楽しみを知ることもできます...
続きを読む...
会津泰成公式ウェブサイト

PEPsチアリーダーズ
連載 article vol.51
東京ヤクルトスワローズ公式ジュニアチアリーダーズ Sparkles 第4期デビュー☆
 
第4期Sparklesが晴れてデビューしました!
プロ野球 東京ヤクルトスワローズ公式ジュニアチアリーダーズとして発足して4年目を迎えた今年はYOUTHクラスを新設。今後さらにどんな進化を遂げていくのか楽しみです。今回は、その第1歩となるデビュー2戦の様子をレポートします。
 
5/25(土) 第4期Sparklesデビュー!2013年シーズン最初の試合応援
 
レッスン開始から約2ヶ月。待ちに待った2013年シーズン最初の試合出演日がやってきました!「晴れて暑くなる」という予報に反して、集合の時から空は曇り模様。さらに、雨の前兆を思わせる湿気に満ちた風まで・・・。
その上、午前中から行われていた東京六大学野球リーグの試合が長引き、Sparklesメンバーが控室に入れたのは予定より30分遅い17時過ぎ。本番スタンバイまで30分足らずしかありません。なにやら波乱含みのスタートです。


しかし、さすが4期目!YOUTHメンバーを中心に、みな集中して準備を進め、素早く着替えを完了。パフォーマンスの確認も、予定した内容を全て行うことが出来ました。そして予定に遅れることなくスタンバイし、出番へ。第4期Sparkles最初のパフォーマンスです!
出来は良好♪キックやモーションなど技術的な面ではまだまだ改良の余地がありますが、一人一人が今まで練習して来たことを思いきり発揮し、堂々とした演技が出来ました。

今年のSparklesは、昨年同様1試合中6度の出演機会があります。
(1)試合前のSparklesオリジナルダンス(A)
(2)試合前の『We Are The Swallows』(スワローズ応援ソング)
(3)選手入場の花道
(4)3回表後のSparklesオリジナルダンス(B)
(5)5回表後の『We Are The Swallows』(スワローズ応援ソング)
(6)7回表後の『東京音頭』

 
(2)以降も総じて良いパフォーマンスでした。特に、シーズン最初の出演にありがちな“不安そうに周囲を伺ってしまう様子”がなかったのが良かったです。位置や振りなど自信のない様子は、本人が思っている以上に見る人に伝わるもので、スタンドからでも一目で分かってしまいます。そして、チームがどんなに素晴らしいパフォーマンスをしても、一人“伺う”メンバーがいると、それがパフォーマンス全体の印象になってしまうほど強力です。
その場に出たら、堂々とパフォーマンスする。そのために、しっかりレッスンして「分からないこと」「不安なこと」を無くしておくことが大切なのです。

ただ、“周囲を伺わずに堂々と”と“周りを見ない”は違います。チアはチームスポーツです。チームの仲間と大勢で一つのフォーメーションを作り、より美しく、力強く、メッセージを伝えられるパフォーマンスにするのです。
隣とまっすぐ並べているか?前後左右の間隔は正しくとれているか?ポジションに移動しながら、アピールしながら、時にはダンスの最中でもそれらを確認し、自分がいるべき位置に着かなくてはなりません。残念ながら今回は、列がガタガタになってしまったり、入ってはいけないエリアに入ってしまったメンバーがいたりしました。周りで気づいたメンバーがサポートできたら、もっと良かったかなと思います。

実はSparklesは事前に球場でリハーサルができないため、初めてグラウンドに立つメンバーも、全て先生の話からイメージして本番に臨むことになります。実際に立ってみると、スタンドから見るよりずっと広く感じるグラウンド。そこにイメージのみの練習でフォーメーションを作ることはとても難しいことですが、プロの野球チームを応援するチアリーダーとして最善を尽くさなければなりません。失敗を失敗で終わらせず、その反省を次に活かすことも最善を尽くす一つ。列の乱れを指摘された次の出番では、見事にきれいなフォーメーションを見せてくれたSparklesに、頼もしい成長を感じました。
 
結局、解散時まで雨も降らず、無事にデビューパフォーマンスを終えることができました。メンバーも各自それなりの手応えを感じていた様子です。
試合も見事スワローズが勝利!いっそう嬉しいデビュー戦となりました。
上々のスタートに油断せず、明日も今日以上のパフォーマンスができるよう頑張りましょう!
 
5/26(日) 昨日の反省を生かせるか?!シーズン2試合目
 
2013年シーズン応援2試合目です。
昨日の曇天から一転して、暑いくらいの晴天に恵まれました。今日も大学野球が長引いたものの、昨日ほどではなく、予定より15分遅れで控室入り。素早く着替えて準備します。ここでYOUTHメンバーが率先して備え付けのテーブルやソファ台を移動したりと、とても頼もしかったです。パフォーマンスの確認をして、さあ本番です!

試合開始前の出番、(1)試合前のSparklesオリジナルダンス(A)、(2)試合前の『We Are the Swallows』(スワローズ応援ソング)、(3)選手入場の花道を終えて、控室に戻ってきたメンバーからの第一声は、自分のミスへの反省でした。
なんと、選手入場の花道で1塁側と3塁側と逆の列に入ってしまったメンバーが4人もいたのです。レッスンや出番前に何度も確認したのに・・・。でもミスに気づき、自分から報告・反省できた点は良かったと思います。そして、本番中も慌てて無理やり修正しようとせず、パフォーマンスをやり遂げた点も臨機応変な対応と言えるでしょう。もちろん、ミスをしないことが一番良いですが・・・。自分の立つべき位置をしっかり確認できないままチームメイトに頼りがちになっているメンバーが何人かいたのがとても残念でした。

改めて言いますが、初日に引き続き、パフォーマンス自体は、とても良かったのです!より伸び伸び大きく見えるようフォーメーションを広めにしたり、スムースな入退場のために退場方向を変えたりと、昨日実際にスタジアムでパフォーマンスしてみた結果生じた当日変更にもしっかり対応できましたし、確かな成長を感じさせてくれました。
それだけに、まだまだ改善・成長の余地がある!と強く感じるのです。

次の試合出演は、6月8日(土)・9日(日)北海道日本ハムファイターズ戦です。次こそ、Sparkles全体として「前回以上のパフォーマンスだった!」と胸を張って言える内容にして欲しいと思います。

なお6月の試合では、この4月に入会した新規メンバーもデビュー予定です。デビューに向けて、一日の流れや準備の仕方、本番の動き方を学ぶため、彼女たちも昨日・今日の2試合を出演メンバーと行動を共にして過ごしました。
Sparklesが出るのはプロ野球のフィールド。プロの選手が真剣勝負をしている場所です。試合を盛り上げるためのSparklesが、選手の邪魔をしたりチームに迷惑をかけたりする訳にはいきません。そのため、出演するメンバーは全員、ダンスを踊れることだけでなく、踊る位置や入退場の経路を覚え正しく実行できることも求められるのです。

第4期のデビューは、発足~第3期を経て更なる成長を感じさせてくれました。もちろん、課題はあります。でもきっとSparklesならそれらを一つ一つ克服して2013シーズンの終わりにはまた大きく成長した姿を見せてくれるのではないか?そんな期待を抱かずにはいられません。
去年より今年、昨日より今日、よりキラキラ(sparkle)した素敵なチアリーダーとしての成長を楽しみにしたいと思います☆
 
 
 

Sparkles(スパークルズ)
プロ野球東京ヤクルトスワローズの公式ジュニアチアリーダーチームとして2010年に発足。2013年5月現在、小学1年生~高校生まで61名が在籍。都内2カ所のスタジオでそれぞれ週1回レッスンを行い、週末に行われる神宮球場でのスワローズ主催試合での応援パフォーマンスやイベント出演などを中心に活動している。

■HP:http://www.yakult-swallows.co.jp/guide/sparkles/
連載一覧
▲このページの先頭へ戻る
一覧はこちら